2007年3月8日木曜日

ダイエット 悩み 解決法 運動系

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★食事系ダイエット. 運動系ダイエット. 生活の工夫でダイエット. ダイエット用語. エクササイズ ... 食事法. ダイエットの食事法. 栄養用語辞典. ボディケア. ボディケア方法. 体の悩み解決法が載っています。
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★改善方法・・・カロリーオーバーが原因なので、食事の量を減らし、運動をすることが基本です。
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2007年3月6日火曜日

無料 ダイエット 料理 レシピ情報

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話題のダイエッター専用SNSが登場です!ダイエット仲間が集まる、やるやるわくわくコミュニティ、今なら自由登録無料 くわしくはこちら... (1)ダイエット料理レシピとは. 食事は身体をつくるたいせつなもの。

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糖尿病・ダイエット料理レシピ1200Cal. グルメ・レシピ>レシピ>健康・ダイエットレシピ ... 血糖値も下がる。 ダイエットにも最適。 ... 読者登録規約 読者登録前にお読みください 読者登録は無料です

【低脂質ヘルシー料理レシピ [クックパッド]簡単おいしいみんなのレシピが20万品!】詳細記事へ

【家庭料理の簡単レシピ集 】詳細記事へ
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2007年2月17日土曜日

ダイエット に関するニュース

★マドモアゼル・愛氏「ダイエットをすれば太る」
アメーバニュース
著名な占い師のマドモアゼル・愛氏が「ダイエット すればするほど太る」と自身のブログで結論付けた。「太っている人はこれまでに何回もダイエットをしている。ダイエットをいちどもしていない人はほとんど太らない」という逆説を愛氏は語っている。 ...詳細記事はこちら

★「あるある」捏造、社外調査委がスタッフを事情聴取
日本経済新聞
番組スタッフからの事情聴取で、同社の総務省への調査報告書の内容とは食い違う点が出てきており、調査委はさらに詳しく事実関係を調べる。会合は非公開で行われたが、関係者によると、社外調査委の下部組織の小委員会は同日までに、捏造があった「納豆ダイエット」 ...詳細記事はこちら

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2007年2月16日金曜日

健康食品最新情報

★「次々販売」被害が多発 高齢者の相談増加
琉球新報
同センターのまとめによると、06年度上期に受理した65歳以上の高齢者の相談は、浄水器や健康食品 購入のあっせん、住宅リフォームなど訪問販売に関する相談が151件と最も多かった。うち11件は契約者自身が「判断力不足」の状態にあり、「認知症」の高齢者に関する ...詳細記事

★『へしこ』が血圧下げる 赤羽県立大教授が実験
日刊県民福井
赤羽教授は「ネズミに効果があるのだから、人間にも期待できる。ただ、高濃度の食塩を使う食品なので、血圧を下げても、血管系の老化や胃を荒らすことにつながる。健康食品にするならば、低塩分にすることが課題になるのではないか」と話している。...詳細記事


★日本ハム / 低分子化した機能性美容素材“エラスチン”を食品メーカーへ拡販
健康ビジネスEXPO
日本ハム(株)(本社大阪市中央区、藤井良清社長)は、機能性美容素材「P-エラスチン」を健康食品・一般食品の用途に向け拡販をはかる。水溶性なのでさまざまな食品への加工が見込める。同素材は、ブタの血管由来の“エラスチン”の低分子化を行った“エラスチンペプチド” ......詳細記事


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ダイエット に関する 最新 ニュース

★サニーヘルス、パスタやシリアルなど新しいマイクロダイエットメニューを発売
日経プレスリリース
マイクロダイエットは、1食あたりのカロリーを低くコントロールしながら、カラダに必要な栄養素を含んだ食事代替型のダイエット食品で、日本ではこれまでに200万人以上の方々に利用されてきました。今回の新メニューでマイクロダイエットは、より幅広いお客様の ...詳細記事はこちら

ダイエットでセーブしたカロリーを、お腹の空いた人に贈るプログラム
ITmedia
2007/2/15の日経産業新聞で、低カロリーメニューを社員食堂で提供し、注文毎に値段の一部を途上国の学校給食に寄付するプログラムが紹介されています。ダボス会議で世界の若手指導者に選ばれた伊藤忠の社員が、各社に協力を求めて実現したそうです。 ......詳細記事はこちら


★2/15 ダイエットが必要なのは動物も同じ!?――英国のペット、3分の1が「肥満」
ジャーニー - London,UK
英国内でペットとして飼われている犬やネコのうち、「肥満」と診断されるのは全体の3分の1以上、つまり600万匹近くにものぼり、これらのペットを健康体に戻すためにまず飼い主を教育する目的で、獣医の8割が太りすぎのペットのための特別治療コースを設けていることが ......詳細記事はこちら


★「あるある」問題、5件の捏造否定 関テレが調査報告書
中日新聞
社内調査の結果としてまとめているのは9件で、うち「納豆のダイエット効果」については捏造を認め、孫請けの制作会社「アジト」が行っていたと報告している。「みそ汁ダイエット」はコメント上の誤りがあったとした。報告書の詳細は、同通信局の武内信博局長が定例会見 ......詳細記事はこちら


★納豆ダイエット以外はねつ造認めず=関西テレビの報告書内容
時事通信
総務省近畿総合通信局(大阪市中央区)の武内信博局長は15日の定例会見で、関西テレビが7日に提出した「発掘!あるある大事典II」に関する調査報告書の中で言及した過去の8回分の放送について、現段階ではねつ造があったとは認めていないことを明らかにした。......詳細記事はこちら


★ケイト・ウィンスレット、ダイエット記事を書いた雑誌を告訴?
シネマトゥデイ
健康的な体型を誇りにし、細すぎるセレブを非難してきたケイト・ウィンスレットが、ダイエットの専門家に通っていると書いた雑誌を告訴する構えだ。この雑誌は、ウィンスレットがロサンゼルスにあるダイエットの専門クリニックに通っているという内容の記事を掲載。 ......詳細記事はこちら


★サニーヘルス、低カロリーデザート「マイクロダイエット サポート」シリーズを発売
日経プレスリリース
サニーヘルス株式会社(本社長野市 代表取締役西村峯満)は、低カロリーのアイスクリームやシャーベットなどのデザート、ちょっとした空腹感を満たす低カロリーの間食を「マイクロダイエット サポート」シリーズとして、本日(2月15日)発売を始めました。 ......詳細記事はこちら



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2007年2月13日火曜日

やせ過ぎモデルがまたも有名ファッションショーを締め出され

やせ過ぎモデル、またも有名ファッションショーを締め出される
[時事通信社]
マドリード11日】ファッションモデル5人がまた、スペイン・マドリードの有名ファッションショーから、やせ過ぎを理由に締め出された。同地のパサレラ・シベレス・ショーの担当医師モネレオ氏は、69人中、5人のモデルが、極度に体重が不足しているため、出場が認められなかったと語った。≪写真は、昨年のマドリードでのファッションショーのモデル≫
 同氏は記者会見で、ショーを財政的に支援しているマドリード市は、若い女性らがやせ過ぎのモデルのまねをして拒食症などの弊害が起こるのを避けたいと希望していると述べた。マドリードでは昨年も同様の理由で、モデル5人の出場が認められなかった。
 出場を拒否されたモデルは、身長と体重の割合を示すBMI指数が18以下だった。スペインでは、政府とファッション業界が1月末に、拒食症などによるやせ過ぎを防止するための取り決めに調印している。〔AFP=時事〕〔AFP=時事〕

2007年2月11日日曜日

糖尿病/各国の状況/日本

== 各国において ==
世界保健機関(WHO)によると、2006年の時点で世界には少なくとも 1億7100万人の糖尿病患者がいるという。患者数は急増しており、2030年までにこの数は倍増すると推定されている。糖尿病患者は世界じゅうにいるが、先進国ほど(2型の)患者数が多い。しかしもっとも増加率の高い地域はアジアとアフリカになるとみられており、2030年までにほとんどの患者が発見されるだろうと考えられている。発展途上国の糖尿病は、都市化とライフスタイルの変化にともなって増加する傾向があり、食生活の「西欧化」と関連している可能性がある。このことから糖尿病には(食事など)環境の変化が大きくかかわってくると考えられているが、詳しいメカニズムはまだわかっていない。

先進国において、糖尿病は 10大(あるいは5大)疾病となっており、他の国でもその影響は増加しつつある。

=== 日本 ===
==== 統計 ====
* 死亡率の都道府県ワースト1位は13年連続徳島県
[[厚生労働省]]の[[人口動態統計]]によれば、全国の死亡率の都道府県ワースト1位は1993年から13年連続で[[徳島県]]である。(10万人当たり18.0人、ちなみに全国平均は10.8人)
特定の[[疾患]]等による[[死亡率]]で10年以上継続して、同一の県で1位であるのは他に例を見ない(他に[[精神医療]]の分野で[[秋田県]]が1995年から10年連続[[自殺]]率1位などがある。)
徳島県は統計的に医療機関数・医師数などが、それぞれ全国平均よりも高い県であるだけに、予防医療に対する根強い軽視の姿勢に問題の本質があるとされる。[[治療]]型から[[保健]]指導型の[[予防医療]]への転換を図り、地道な取り組みを継続して行わない限り、糖尿病が[[生活習慣病]]の一種であるだけに、その死亡率を劇的に下げることは、容易でないとされる。徳島県[[医師会]]や医療機関、徳島県その他行政機関及び地域住民の糖尿病予防に対する知識と意識の低さが、毎年、要因として指摘され続けているが、少なくとも統計上の結果としては、ほとんど改善されていない。

===== 1型糖尿病 =====
* 発症率(0~14歳)は10万人に1.5人       ''(1993年日本糖尿病学会小児糖尿病委員会より)'' 
*: 最近、世界的に1型糖尿病の発症率の増加が報告され、環境要因との因果関係が疑われている。 ''(IDF報告およびLancet2004 Nov 6-12:1699-700.より)''

===== 2型糖尿病 =====
* 患者数500万人(2002年)
* 有病率約5%(2002年)

==== 歴史 ====
===== 分類 =====
* 1985年に日本糖尿病学会によって「インスリン依存性糖尿病(IDDM)」、「インスリン非依存性糖尿病(NIDDM)」、等に分類されていた。これは治療法からみた分類法であった。
* 1999年に日本糖尿病学会によって「1型糖尿病」、「2型糖尿病」、等に分類された。これは病因による分類である。

=== 米国 ===
北米における糖尿病比率は、少なくともここ20年間は増加を続けている。2005年には、米国だけでおよそ 2080万人の糖尿病患者がいた。全米糖尿病協会(American Diabetes Association) によると、620万人の人々がまだ診断を受けておらず、糖尿病予備軍は4100万人に達するという。

病気/糖尿病/歴史

== 歴史 ==
歴史上著名な人物にも、晩年糖尿病を患ったと思しき記録が残されている人物が散見される。中国史においては[[唐]]代に反乱を起こした[[安禄山]]が反乱の最中に[[失明]]などを引き起こしたのが糖尿病によるものではないかとする説がある。また日本史上では[[藤原道長]]の晩年の健康状態を記した記録([[藤原実資]]の日記「[[小右記]]」に見られる)が糖尿病の病態と酷似しており、糖尿病の日本での最古の記録に相当するのではないかと言われている。また、道長の一族には「'''飲水'''」と呼ばれる病気が原因で死去するものが多かったと伝えられており、詳細は不明であるが患者はしばしば水を飲用したがる病状が見られるという記録からこれを糖尿病であると考えて、[[藤原氏|藤原]][[摂関家]]には糖尿病の遺伝的要因があったのではとする学者もいる。

病気/糖尿病/血糖値のコントロール

血糖値のコントロール
糖尿病のコントロール状態は食前または食後血糖値を測定することで評価するほか、HbA1c(グリコヘモグロビンの一種)も参考にされる。これは、糖化を受けてヘモグロビンが変化したもので、全ヘモグロビンに占める割合は過去1~2ヶ月の血糖コントロール状態を反映するとされている。HbA1cが7.0%をこえると、それ以下とくらべて明らかに合併症の頻度が増大する。HbA1cがここ数ヶ月の血糖と食前血糖を反映するのに対し、グリコアルブミンはより最近の血糖変化と、食後血糖を反映するものとして新たに定着してきているがいまだエビデンスの蓄積はない。

インスリン使用者においてはより厳格であり、自己血糖測定の訓練をしたうえで、毎日の毎食前血糖や就寝前血糖のほか、食後血糖値もあわせて血糖管理状況が評価される。本来ならいくら測ってもいいくらいだが、保険の関係もあってあまり血糖値を測定しすぎるわけにもいかない。

その他
甘味料として知られるステビアの成分が、インスリン抵抗性に対する改善作用の可能性があるという学会発表もあり期待される。

病気/糖尿病/治療/運動療法など

運動療法

医師の指導に従って、自分に適した運動メニューを作り実行する。いきなり激しい運動をするのは避け、徐々に運動を習慣づけるのがよい。(内部リンク運動療法も参照のこと) 筋への糖取り込み率を高め、インスリン抵抗性を改善する働きもある。

薬物療法

経口血糖降下薬
経口血糖降下薬:内部リンク参照のこと。

インスリン製剤
1921年にインスリンの分離に成功。1型糖尿病では現在のところ唯一の治療法である。

製剤の種類
ヒト型インスリン:大腸菌や枯草菌にヒトインスリン遺伝子を導入しインスリンを生産している。亜鉛などで持続時間をかえた中間型(NPH or N:Neutral Protamine Hagedorn)•持続型(U:Ultralente)と速効型(R:Regular)があり、速効型と中間型を10%から50%の割合で混ぜた混合型インスリンがよく使われている。
インスリンアナログ:アミノ酸配列を変更して持続時間を変えた製剤がある。

投与方法
インスリン注入には2通りの方法がある。ペン型注射器を使用するのが一般的である。

ペン型注射器

インスリンペン型注入器ペン型注射器を用いて、1日数回の皮下注射によってインスリン注入を行う。

インスリンポンプ
最近では生体の膵臓に似せた、インスリンの注入スケジュール・プログラムを入力できるインスリンポンプという器械が使われ始めている。インスリンポンプを使うと、針は刺しっぱなしでよく、針の刺し換えは 3日に1回程度で済むが、短所もある。生体の膵臓は体調に合わせてインスリンを分泌するが、インスリンポンプはプログラムに合わせて人間の生活を管理しなければならない。また、器械が故障すると糖尿病性ケトアシドーシス(高血糖)などの事故も起こりうるため、結局のところ、患者はペン型注射器を予備として常備しておく必要がある。

病気/糖尿病/治療

== 治療 ==
=== 概要 ===
* 初期糖尿病の治療で重要なのが、'''食事療法'''と'''運動療法'''である。高血糖ストレスによるインスリン分泌細胞の疲弊、死滅が進行する前に開始することが望ましい。耐糖能異常の段階から生活習慣の修正や体脂肪減量を行うことが糖尿病患者の発生を防ぐために推奨されている。体脂肪の中でも内臓脂肪の減量が重要とされ、インスリン抵抗性を解除し、高血糖状態からインスリン分泌低下の悪循環を和らげることができる。
*血糖値が高い状態であれば、[[経口血糖降下薬]]を用いた薬剤療法開始、[[インスリン]]療法開始を行う。最近では血糖が高い状態で長い時間経過するということ自体がその後のさまざまな合併症を引き起こすことが指摘されており、できるだけ早期の治療を行うよう世界中の学会が声明文を出している。

=== 食事療法 ===
日常の生活強度に合った食事をする必要がある。1日あたりの総エネルギー量の目安は、
:: 総エネルギー量(kcal)=[[標準体重]](kg)×生活活動強度指数(kcal)
:::* 生活活動強度指数
::::* 軽労働(主婦・デスクワーク):25~30kcal
::::* 中労働(製造・販売業・飲食店):30~35kcal
::::* 重労働(建築業・農業・漁業):35kcal
で計算し、食事量を決める。エネルギー量の計算は、80kcalを1単位として計算する方法が簡単で、一般的である。例えば、デスクワークの多い成人男性では、1500kcal~1600kcal(約20単位)ということになる。

その他、重要点として
*毎日、いろいろな食品をとり混ぜて、バランスよく摂取する。
*アルコール、甘いものは控えめにする。
*食物繊維をとる。
*1日3食きちんと食べる。

=== 運動療法 ===
医師の指導に従って、自分に適した運動メニューを作り実行する。いきなり激しい運動をするのは避け、徐々に運動を習慣づけるのがよい。(内部リンク[[運動療法]]も参照のこと)
筋への糖取り込み率を高め、インスリン抵抗性を改善する働きもある。

=== 薬物療法 ===
==== 経口血糖降下薬 ====
[[経口血糖降下薬]]:内部リンク参照のこと。

==== インスリン製剤 ====
1921年に[[インスリン]]の分離に成功。1型糖尿病では現在のところ唯一の治療法である。
===== 製剤の種類 =====
* ヒト型インスリン:大腸菌や枯草菌にヒトインスリン遺伝子を導入しインスリンを生産している。亜鉛などで持続時間をかえた中間型(NPH or N:Neutral Protamine Hagedorn)•持続型(U:Ultralente)と速効型(R:Regular)があり、速効型と中間型を10%から50%の割合で混ぜた混合型インスリンがよく使われている。
* [[インスリンアナログ]]:アミノ酸配列を変更して持続時間を変えた製剤がある。

===== 投与方法 =====
インスリン注入には2通りの方法がある。ペン型注射器を使用するのが一般的である。
* ペン型注射器
[[Image:Insulin pen.JPG|thumb|インスリンペン型注入器]]
ペン型注射器を用いて、1日数回の[[皮下注射]]によってインスリン注入を行う。
* インスリンポンプ
最近では生体の膵臓に似せた、インスリンの注入スケジュール・プログラムを入力できるインスリンポンプという器械が使われ始めている。インスリンポンプを使うと、針は刺しっぱなしでよく、針の刺し換えは 3日に1回程度で済むが、短所もある。生体の膵臓は体調に合わせてインスリンを分泌するが、インスリンポンプはプログラムに合わせて人間の生活を管理しなければならない。また、器械が故障すると糖尿病性ケトアシドーシス(高血糖)などの事故も起こりうるため、結局のところ、患者はペン型注射器を予備として常備しておく必要がある。

=== 血糖値のコントロール ===
糖尿病のコントロール状態は食前または食後血糖値を測定することで評価するほか、HbA1c(グリコヘモグロビンの一種)も参考にされる。これは、糖化を受けてヘモグロビンが変化したもので、全ヘモグロビンに占める割合は過去1~2ヶ月の血糖コントロール状態を反映するとされている。HbA1cが7.0%をこえると、それ以下とくらべて明らかに合併症の頻度が増大する。HbA1cがここ数ヶ月の血糖と食前血糖を反映するのに対し、グリコアルブミンはより最近の血糖変化と、食後血糖を反映するものとして新たに定着してきているがいまだエビデンスの蓄積はない。

インスリン使用者においてはより厳格であり、自己血糖測定の訓練をしたうえで、毎日の毎食前血糖や就寝前血糖のほか、食後血糖値もあわせて血糖管理状況が評価される。本来ならいくら測ってもいいくらいだが、保険の関係もあってあまり血糖値を測定しすぎるわけにもいかない。

=== その他 ===
* [[甘味料]]として知られる[[ステビア]]の成分が、インスリン抵抗性に対する改善作用の可能性があるという学会発表もあり期待される。

病気/糖尿病/確定診断

== 確定診断 ==
[[日本]]では、日本糖尿病学会1999年の診断基準をもちいるが、これはアメリカ糖尿病学会1997年診断基準に基づいたものである。ただし、アメリカでは検査の簡便さも考慮し、空腹時血糖のみを重視するのに対して、日本とヨーロッパは食後血糖を診断基準に含んでいるところに違いがある。

空腹時の血糖または75g[[経口ブドウ糖負荷試験]]で診断する。空腹時に126mg/dl以上の血糖があればブドウ糖負荷をしなくても糖尿病型と判定される。
{| border="1"
!!!空腹時血糖(mg/dl)!!2時間後血糖(mg/dl)
|-
|正常型||110未満||140未満
|-
|境界型||126未満||200未満
|-
|糖尿病型||126以上||200以上
|}

通常は判定を2回繰り返し、2回とも糖尿病型であれば糖尿病と診断。口渇や多飲、多尿などの典型症状や糖尿病性網膜症が存在する場合や、HbA1cが6.5%以上である場合は1回だけの判定で糖尿病と診断する。空腹時血糖110-126mg/dlをImpaired Fasting Glucose, IFGと呼び、75g[[経口ブドウ糖負荷試験]]の2時間値が140-200mg/dlであるものをImpaired Glucose Tolerance, IGTと呼ぶ。

IGTはいわば「糖尿病予備軍」と言える病態であり、臨床上の糖尿病との違いは後述する合併症があるかないかという点であった。しかし現在、IGT患者にも神経障害、心筋梗塞、動脈硬化をはじめとした合併症が出現することが知られており糖尿病とはっきり区別する意味は希薄になってきている。

糖尿病/検査

==検査 ==
=== 生化学検査 ===
* [[血糖値]]
*: 血糖値は、食事を食べたり運動をしたりすることで容易に変動する。朝起きてから食事を取らずに測定した'''空腹時血糖'''と、どんなとき測ってもよい'''随時血糖'''が評価の対象である。
* HbA1c
*: 過去1-2ヶ月の血糖値の平均値を表すとされる。HbA1c 6.5%未満をコントロール良好とする。
* 75g[[経口ブドウ糖負荷試験]]
* グリコアルブミン
*: 最近2週間程度の血糖値の平均値を表すとされる。HbA1cよりも最近の血糖値の推移がわかるという利点があるが、HbA1cとはことなり臨床研究で有効性が確認されてはいない。
* フルクトサミン
* 血中インスリン
*: インスリン分泌能の指標である。1型糖尿病では極めて少ないか、検出できないこともある。2型糖尿病初期には通常、高すぎる血糖を下げるため高値である。近年では、[[代謝症候群|メタボリックシンドローム]]と関連しても注目されている(診断基準には含まれていない)。
* 血中Cペプチド
*: インスリン分泌能の指標とされる。治療としてインスリンを使用している患者では血中インスリンをはかっても、注射したインスリンも一緒に測定してしまい意味がない。また、抗インスリン抗体をもつ患者では血中インスリン測定値は正確な体内での有効インスリン量を反映しない。Cペプチドは、膵臓がインスリンをつくるときにできる副産物であり、(注射したものではなくて)体が作っているインスリン量を反映する。
* 尿中Cペプチド
*: 24時間ためた尿中のCペプチドを測定することにより、血中Cペプチドよりもさらに正確にインスリン分泌能を測定する。
* グルカゴン負荷試験
*: 最も正確で、臨床研究で用いられるインスリン分泌能測定検査。インスリンを出させるホルモンであるグルカゴンを注射し、注射前後でのCペプチド値の変化を見る。
* グルコースクランプ法
*: グルコースとインスリンを注射し、血糖値の定常値を維持するポイントをさだめることによって、インスリンがその人においてどれくらい血糖値を下げることができるのか、すなわち[[インスリン抵抗性]]を測定する。インスリン抵抗性の測定においてはもっとも正確であるとされるが、煩雑なので一般病院ではあまり行わない。
* ケトン体
*: アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセトンという3つの物質をあわせてケトン体と呼ぶ。ケトン体は、インスリンの作用不足でブドウ糖をエネルギー源として利用できない時、体が脂肪をエネルギーに変換しようする結果、発生する。尿または血液検査で調べられる。ケトアシドーシスは1型糖尿病で起こりやすいため、1型糖尿病では重要な検査。また、シックデイ(感染症などの糖尿病以外の病気に罹患すること)の時には、ケトン体が増えやすいため、1型糖尿病で体調を崩した時には必ず測定する必要がある。最近は、血中ケトン体が測れる血糖自己測定器もある。

そのほか、インスリン抵抗性とインスリン分泌能をそれぞれ把握するための指標として、それぞれ[[HOMA-R]]、[[HOMA-β]]が使用されている。

糖尿病/免疫不全

免疫不全
糖尿病患者は、軽度の免疫不全状態となり、皮膚感染症(蜂窩織炎など)、尿路感染症(膀胱炎など)、カンジダ性食道炎、アスペルギルス症などをおこしやすく、また健康な人には感染しないような弱い菌やかび(真菌)による感染症にかかりやすい(AIDS、後天性免疫不全症候群ほどではない)。高血糖状態では白血球(具体的には好中球)の機能が低下することが原因と考えられている。


創傷治癒遅延 
糖尿病患者は、傷が健康な人よりも治りにくい。これは特に、手術後に傷がくっつきにくいということに現れやすく、糖尿病患者は手術前に血糖値をよくするためだけに入院を要することがある。

糖尿病によって生じる皮膚合併症

=== 糖尿病によって生じる皮膚合併症 ===
* 糖尿病性リポイド類壊死症(類脂肪性仮性壊死症)
*:下腿部に生じる橙色の萎縮斑。中央部が硬くなり、時に潰瘍化することがある。
*糖尿病性浮腫性硬化症
*:うなじから肩にかけて指圧痕を伴わない腫脹が出現する。
*環状肉芽腫
*糖尿病性[[黄色腫]]
*尋常性白斑
*糖尿病性壊疽([[足趾壊疽]])
*:閉塞性動脈硬化症とは密接に関連しておこる合併症で、手足の末端への血管がほぼ完全に閉塞することによって栄養が行き届かなくなり、先端から手足の細胞が壊死していく。壊死すると、組織が黒く乾いて見える。
* [[近位筋]]萎縮
* Dupuytren拘縮
*:手掌から指腹にかけしこりができる。進行すると指の伸展障害を引き起こす。
* '''糖尿病の足'''(Diabetic foot)
*: 神経障害により足の感覚がなくなっているため、足をぶつけることによる痛みに気づかず、ダメージを受け続けて足に傷が出来る。しかし足の血管障害もあるため傷の部位へなかなか栄養が行かず、ちょっとした傷を治癒させることができずにどんどん大きくなってしまい潰瘍を形成してしまう。足趾壊疽とは成因が異なる。
* [[丹毒]]・[[蜂巣織炎]]・[[にきび]]
*: 血糖値が高いためあらゆる体の臓器で細菌が増殖しやすい。そのため、皮膚の感染症も引き起こしやすい。
* [[水虫]]・[[タムシ]]
*: 糖尿病の人は、通常の人よりもなりやすい。
* [[皮膚掻痒症]]
*: 発疹は出ないが、全身が痒くなる症状。

病気/糖尿病によって生じる血管合併症

=== 糖尿病によって生じる血管合併症 ===
下記の三つの合併症は「大血管合併症」といわれ、糖尿病の有名な合併症であるだけでなく、糖尿病がある場合のこれらの疾患は通常よりも重症で治療が効きづらいことがわかっている。大血管合併症の中では心筋梗塞が最も多い。

* [[虚血性心疾患]]([[狭心症]]、[[心筋梗塞]])
* [[脳梗塞]]
* [[閉塞性動脈硬化症]]

病気/糖尿病/治療

==== 治療 ====
* 薬物療法
** 浮腫に対しては、腎糸球体濾過量を低下させないループ[[利尿薬]]を用いる。
** 糸球体肥厚や硬化を防ぐために糸球体内圧を下げる[[ACE阻害薬|アンギオテンシン変換酵素阻害薬]]や[[アンギオテンシンII受容体拮抗薬]]の有用性が示されるが、全身の血圧も十分降圧する必要もあり、[[Ca受容体拮抗薬]]など他の[[降圧剤]]も組み合わせて用いる。
** 尿毒を便から排泄させる球形吸着炭(クレメジン)やカリウム排泄剤、[[酸塩基平衡]]を補正するための[[重曹]]や[[クエン酸ナトリウム・カリウム合剤]]を内服し、腎性[[貧血]]が進行した場合[[エリスロポイエチン]]の注射を行う。
*[[人工透析]]: 腎症が進行すれば腎機能が完全に廃絶し透析に至ることもある。[[クレアチニン]]が透析導入を判断する基準となる。
* [[腎移植]]・[[膵腎移植]]:日本では臓器提供が少ないので、[[移植 (医療)|移植]]例数がすくない。膵臓の一部と片腎の提供でも、特に1型糖尿病患者では[[クオリティ・オブ・ライフ|生活の質]]が向上するので、生体移植も試みられている。膵臓と腎臓は心臓死移植でも提供可能である。移植後、糸球体病変の可逆的変化が観察される事が報告されている。

病気/糖尿病/糖尿病性腎症

=== [[糖尿病性腎症]] ===
[[腎臓]]の[[糸球体]]が細小血管障害のため硬化して数を減じていく([[ICD]]-10:E10.2、E11.2、等)。

==== 症状 ====
* 第1期(腎症前期)
*: 症状は無い。
* 第2期(早期腎症)
*: 第1期から5~15年で発症する。
* 第3期(顕性腎症)
** 第3期A
** 第3期B
**: 続発性[[ネフローゼ症候群]]を呈する。
* 第4期(腎不全期)
* 第5期(透析療法期)

==== 検査 ====
* [[腎臓]]生体針検査
*: 毛細血管基底膜が肥厚し、メサンギウム基質が増加する。第1期から糸球体メサンギウム領域に結節性病変ができ、腫大する。
* [[腎臓]][[超音波検査]]
*: 糸球体が腫大するため、腎不全になっても腎臓は萎縮せず、腫大する。

==== 診断 ====
* 第1期(腎症前期)
*: 糸球体濾過量([[GFR]])が増加する。糸球体濾過量が増加する事を濾過過剰(hyperfiltration)と言う。
* 第2期(早期腎症)
*: 第2期は、微量の[[アルブミン]]が尿に漏れ出すようになった時期。微量の[[アルブミン]]が尿に漏れ出すようになる事を、微量アルブミン尿(microalbuminuria)と言うが、血糖コントロールによって消失する。濾過過剰を継続している。[[血尿]]は発症しない。[[高血圧]]が発症し始め、これがさらに腎障害を悪化させ、「腎障害→[[高血圧]]→腎障害」という悪循環に陥る。
* 第3期(顕性腎症)
*: 第3期は持続的[[蛋白尿]]が認められるようになった時期。既に不可逆病変である。
** 第3期A
** 第3期B
**: 続発性ネフロ—ゼ症候群を呈する。
* 第4期(腎不全期)
*: [[GFR]]は低下し、血清[[クレアチニン]]値も増加する。
* 第5期(透析療法期)
==== 治療 ====
* 薬物療法
** 浮腫に対しては、腎糸球体濾過量を低下させないループ[[利尿薬]]を用いる。
** 糸球体肥厚や硬化を防ぐために糸球体内圧を下げる[[ACE阻害薬|アンギオテンシン変換酵素阻害薬]]や[[アンギオテンシンII受容体拮抗薬]]の有用性が示されるが、全身の血圧も十分降圧する必要もあり、[[Ca受容体拮抗薬]]など他の[[降圧剤]]も組み合わせて用いる。
** 尿毒を便から排泄させる球形吸着炭(クレメジン)やカリウム排泄剤、[[酸塩基平衡]]を補正するための[[重曹]]や[[クエン酸ナトリウム・カリウム合剤]]を内服し、腎性[[貧血]]が進行した場合[[エリスロポイエチン]]の注射を行う。
*[[人工透析]]: 腎症が進行すれば腎機能が完全に廃絶し透析に至ることもある。[[クレアチニン]]が透析導入を判断する基準となる。
* [[腎移植]]・[[膵腎移植]]:日本では臓器提供が少ないので、[[移植 (医療)|移植]]例数がすくない。膵臓の一部と片腎の提供でも、特に1型糖尿病患者では[[クオリティ・オブ・ライフ|生活の質]]が向上するので、生体移植も試みられている。膵臓と腎臓は心臓死移植でも提供可能である。移植後、糸球体病変の可逆的変化が観察される事が報告されている。

==== 統計 ====
* 日本:末期[[腎不全]]で[[人工透析|透析]]導入される患者の原因のトップは糖尿病で35%ある。糖尿病そのものよりも糖尿病患者の[[高血圧]]のほうによく相関する。

病気/糖尿病/慢性期合併症

慢性期合併症 
多彩であるが、糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症の微小血管障害によて生じるものを、糖尿病の「三大合併症(triopathy)」といわれる。


糖尿病性神経障害
比較的早期から出現し、小径の自律神経から感覚神経へと障害が進展する(ICD-10:E10.4、E11.4、等)。細胞毒としての 多発神経障害のほか、栄養血管の閉塞から多発単神経障害の形も同時に取る。自律神経障害としては胃腸障害(便秘/下痢)、発汗障害、 起立性低血圧、インポテンツ等。感覚神経障害としては末梢のしびれ、神経痛等である。多発単神経障害としては、一時的な黒内障もみられる。不思議なことに、末梢神経障害は糖尿病にかかっている時間の長さとは相関しない。自律神経障害は、相関する。胃腸障害は、現時点での血糖値に影響されるため、やはり相関しない。


糖尿病性網膜症
糖尿病性網膜症(とうにょうびょうせいもうまくしょう)は、糖尿病による網膜症。(ICD-10:E10.3、E11.3、等)


病態
血管障害によって酸素欠乏状態になった網膜から、血管を自分のほうへ伸ばすホルモンが放出される。その結果病的な血管が新しく出来る。病的な新しい血管を新生血管と言う。新生血管は非常に脆いため出血がしやすく、それによって目の機能に障害が起きる。詳しいメカニズムはまだ明らかではない。


症状
単純性網膜症、前増殖期網膜症、増殖期網膜症と進行してゆき、最悪の場合硝子体出血や網膜剥離を来たし失明に至る。


治療
増殖性網膜症は対症療法として手術療法を行う。手術はレーザー光凝固を行う。レーザーで新生血管を要求する酸素欠乏状態の神経を焼き潰す事で、血管新生を抑制する。焼き潰す様子を凝固と言う。

病気/糖尿病性昏睡

=== 糖尿病性昏睡 ===
これは糖尿病の急性合併症であり、一時的に著しい高血糖になることによって昏睡状態となる。体調不良によって平常通りに服薬できなかった場合などに特に起こりやすく、機序によって分類される以下の二つが知られている。
* [[糖尿病性ケトアシドーシス]](DKA)
*: インスリンの絶対的不足に伴い細胞内の糖が欠乏し、あわてて脂肪酸からエネルギーを取り出そうとすると副産物として生じるケトンが全身性の代謝性ケトアシドーシスを引き起こして発症する。意識障害、低体温、腹痛などが症状。
** 統計
**: 1型糖尿病患者に多い。
* [[高血糖性高浸透圧状態]]([[HHS]]、[[非ケトン性高浸透圧性昏睡]]([[HONK]]))
*: 高血糖性高浸透圧状態(こうけっとうせいこうしんとうあつじょうたい)は、高血糖に脱水が加わって起こる。意識障害が主症状。高齢者はそもそも脱水状態になりやすいのでこの病態にもなりやすい。
** 統計
**: 高齢の2型糖尿病患者に多い。

上記二つの高血糖による[[意識障害]]のほか、糖尿病[[患者]]は治療薬の[[副作用]]によって[[低血糖]]による意識障害や乳酸アシドーシスを呈する場合もある。

病気/糖尿病/症状

== 症状 ==
糖尿病は、極度の高血糖(約600mg/dl以上)にならない限り自覚症状は多飲・多尿程度である(血糖値の上昇による浸透圧の上昇のため)。あるいは急性期(発症初期)の血糖高値のみでもこむらがえりなどの特異的な神経障害がおこることがある。慢性期になって、下記の合併症が発症したり進行すると、それに応じた症状が出現する。

[[分子]]中に[[アルデヒド基]]を持ち、[[蛋白質]]を構成する塩基性アミノ酸側鎖の[[アミノ基]]と高い反応性を持つブドウ糖の糖化ストレスにより血管系をはじめとした各器官に慢性的な障害をもたらす。このブドウ糖とタンパク質の反応は[[メイラード反応]]の前半部分に相当し、またアルデヒド基とアミノ残基の反応によるタンパク質の[[架橋反応]]である点で[[ホルマリン]]による生物組織の[[固定 (組織学)|固定]]作用とも共通する要素を持つ。

=== 糖尿病性昏睡 ===
これは糖尿病の急性合併症であり、一時的に著しい高血糖になることによって昏睡状態となる。体調不良によって平常通りに服薬できなかった場合などに特に起こりやすく、機序によって分類される以下の二つが知られている。
* [[糖尿病性ケトアシドーシス]](DKA)
*: インスリンの絶対的不足に伴い細胞内の糖が欠乏し、あわてて脂肪酸からエネルギーを取り出そうとすると副産物として生じるケトンが全身性の代謝性ケトアシドーシスを引き起こして発症する。意識障害、低体温、腹痛などが症状。
** 統計
**: 1型糖尿病患者に多い。
* [[高血糖性高浸透圧状態]]([[HHS]]、[[非ケトン性高浸透圧性昏睡]]([[HONK]]))
*: 高血糖性高浸透圧状態(こうけっとうせいこうしんとうあつじょうたい)は、高血糖に脱水が加わって起こる。意識障害が主症状。高齢者はそもそも脱水状態になりやすいのでこの病態にもなりやすい。
** 統計
**: 高齢の2型糖尿病患者に多い。

上記二つの高血糖による[[意識障害]]のほか、糖尿病[[患者]]は治療薬の[[副作用]]によって[[低血糖]]による意識障害や乳酸アシドーシスを呈する場合もある。

病気/糖尿病/原因

== 原因 ==
「糖尿病」という病名上、糖分の取りすぎが原因と思われがちであるが、食事に含まれる糖分はそれほど重要ではなく、暴飲暴食等を繰り返すことによりインスリンを大量分泌させられる膵臓の機能の低下などが主な原因。

血糖を上昇させる仕組みは複数の系統で支えられているため、破綻することは稀である。逆に降下させる系統はインスリンしかないため、いくつかの原因で破綻もしくは機能不全となることがある。すなわち、血糖を上昇させるための[[ホルモン]]には、[[グルカゴン]]、[[糖質コルチコイド]]、[[アドレナリン]]、[[成長ホルモン]]、等複数存在するのに対して、血糖を下げる方向に働くホルモンは'''[[インスリン]]'''のみである。一般的に野生生物にとっては飽食よりも飢餓が生存上の大きな問題であり、そのため血糖は上がりすぎることよりも、下がりすぎること([[低血糖]])を回避することが重要だからである。

=== 体内のクロムの慢性的欠乏 ===
GTF(グルコース・トレランス・ファクター)「[[耐糖因子]]」は、[[インシュリン]]と[[インシュリン受容体]]([[レセプター]])が結合する糖代謝の過程で働く、重要な物質の一つである。これが不足すると、糖代謝の異常が起こる。GTFを構成する物質は、三価[[クロム]]、[[ビタミン]]、[[アミノ酸]]である。GTFの不足は、体内のクロムの慢性的な欠乏によって引き起こされる。

[[クロム]]はもともと非常に体内に吸収されにくい微量の必須[[ミネラル]]であり、1000カロリー食べても15μg(マイクログラム)しか摂取できないとの報告もある。現代人が食品からクロムを摂取しにくくなっている要因の一つが、食品を加工・精製する過程でほとんどのクロムを捨てている問題である。たとえば、[[小麦粉]]は[[精白]]するとクロムの98%が失われ、[[米]]は[[精米]]することによってクロムの92%が失われると言われている。また、さまざまな理由から食品に過剰に添加される、強い[[キレート]]作用を持つ[[フィチン酸]]などは、食品に含まれるクロムと強く結びついて、吸収出来ない状態にしてしまう問題が指摘されている。体内のクロムが不足する問題を、食品の改善によって解決した人の約9割で、空腹時血糖値、食後血糖値の両方に改善がみられたことなどが最近注目を集めいている。この9割という数値は、2型糖尿病が糖尿病全体に占める割合と一致している。

[[クロム]]は授乳によって母乳から摂取され、腎臓や肝臓に蓄えられるが、乳児を母乳で育てない場合や、離乳時期があまりにも早いと(原始的な自然調和した文化を持つ社会での離乳時期は、4歳ぐらいとも言われている)、十分な量を体内に蓄えることが出来ないため、近年急速に肥満や糖尿病発症の低年齢化が進んだ主な原因の一つと考えられるようになってきている。

病気/糖尿病/分類/1型糖尿病と2型糖尿病

== 分類 ==
糖尿病は、耐糖能が低下する機序(メカニズム)によって1型糖尿病と2型糖尿病に分けられる。

=== 1型糖尿病 ===
1型糖尿病(いちがたとうにょうびょう)(IDDM)([[ICD]]-10:E10)は、インスリンの供給異常による糖尿病。血糖を下げるホルモンであるインスリンの分泌が低下するか、ほとんど分泌されなくなるため血中の糖が異常に増加する病気である。20世紀前半にインスリンが治療応用されるまでは、極度の食事制限を要する致死的疾患の一つであった。[[膵臓]]の[[ランゲルハンス島]]で[[インスリン]]を分泌している細胞が死滅する事によって起こる。根本の原因は現在解明されていないが、膵組織にはリンパ球の浸潤が見られ、炎症性のメカニズムが想定されている。血中に自らの膵細胞を攻撃する[[自己抗体]]が認められるものを1A型(自己免疫性)、ないものを1B型(特発性)とする。飲み薬は無効で、患者はかならず注射薬である[[インスリン]]を常に携帯し、毎日自分で注射しなくてはならない。インスリンを注射しなければ、容易に生命の危険に陥る。また、1型糖尿病のなかでも、「劇症1型糖尿病」という数日間でインスリンが枯渇するさらに危険な病もある。診断の基準としてはGAD抗体が陽性かどうかが重要である。また2型の様な生活習慣病とは異なり、基本的には発症機序が不明(ウィルス説が現在有力)なので、一般的な「糖尿病」と同じくくりで区分するには病名に無理があるとするIDDM患者会もある。2型と違い遺伝素因は少ないとされている。

=== 2型糖尿病 ===
2型糖尿病(にがたとうにょうびょう)(NIDDM)([[ICD]]-10:E11)は、インスリンの消費の異常による糖尿病。欧米では'''インスリン抵抗性'''が高まる事が原因のほとんどを占めるが、日本では膵臓のインスリン分泌能低下も重要な原因である。前者では太った糖尿病、後者ではやせた糖尿病となる。[[遺伝]]的因子と生活習慣がからみあって発症する[[生活習慣病]]。糖尿病全体の9割を占める。

=== その他の機序、疾患によるもの ===
==== 遺伝因子として遺伝子異常が同定されたもの ====
MODY(もでぃ、'''M'''aturity '''O'''nset '''D'''iabetes of '''Y'''oung)、[[ミトコンドリア]]遺伝子異常、インスリン受容体異常症などが知られている。いずれも比較的若年に発症し、1型ほど重症ではなく、強い家族内発症がみられるという特徴があるが、臨床所見は大きく異なる。
* MODY
*: 純粋に糖尿病のみを来すメンデル遺伝疾患で、常染色体[[優性遺伝]]を示す。内服薬による治療が奏効する場合が多い。
*: MODYには6種類の病型があり、原因遺伝子はそれぞれHNF-4α(MODY1)、[[グルコキナーゼ]](MODY2)、HNF-1α(MODY3)、IPF-1(MODY4)、HNF-1β(MODY5)、neuroD1(MODY6)である。
* [[ミトコンドリア]]遺伝子異常
*: そのメカニズム通り(参考: [[ミトコンドリアDNA]])母方のみから遺伝し、[[難聴]]を伴うMIDD('''M'''aternally '''I'''nherited '''D'''iabetes and '''D'''eafness)、最重症型で[[脳卒中]]・[[乳酸アシドーシス]]などを来す[[MELAS]](めらす、'''M'''itochondrial myopathy, '''E'''ncephalopathy, '''L'''actic Acidosis, and '''S'''troke-like episodes)など多彩な病像を呈する。
*: ミトコンドリア遺伝子異常にはいくつかの変異ポイントがあるが、最多のものは3243A->G変異である。
* インスリン受容体異常症
*: [[黒色表皮腫]]や体毛が濃いなどの特徴的な体格がみられる。糖尿病として診断されるのは[[ヘテロ接合型]]の患者であり、[[ホモ接合型]]では乳児期以降まで生存しない。
* [[インスリン]]自体の遺伝子異常
*: 報告されているが(ただでさえまれな中)きわめてまれである。

いずれも診断には[[ゲノム]][[デオキシリボ核酸|DNA]]や[[ミトコンドリアDNA]]を検体とした特殊な検査が必要である。

==== 他の疾患、条件に伴うもの ====
以前続発性糖尿病(ぞくはつせいとうにょうびょう、[[二次性糖尿病]])([[ICD]]-10:E13)は、他の[[疾患]]と一括されていたもの。糖尿病を引き起こす疾患は[[#血糖の調節機構|血糖の調節機構]]に挙げたホルモンが異常高値になる疾患。
* [[グルカゴン]]を異常分泌する[[グルカゴン産生腫瘍]]
* [[糖質コルチコイド]]作用が異常増加する[[クッシング症候群]]、[[原発性アルドステロン症]]
* [[アドレナリン]]を異常分泌する[[褐色細胞腫]]
* [[成長ホルモン]]を異常分泌する[[成長ホルモン産生腫瘍]]([[内分泌学#ホルモンの異常による疾患|末端肥大症]])
* [[肝硬変]]
* 慢性[[膵炎]]、[[ヘモクロマトーシス]]、[[膵癌]]
* [[筋緊張性ジストロフィー]]
* 薬剤性([[サイアザイド]]系[[利尿薬]]、[[フェニトイン]]など)

==== [[妊娠糖尿病]]====
妊娠中は耐糖能が悪化しがちであり([[hPL]]や[[エストロゲン]]、[[プロゲストロン]]などといった妊娠中に増加するホルモンによる)、妊娠中のみ血糖値の異常を来す患者がおり、妊娠糖尿病とよばれる。一般には出産後、改善する。[[ICD]]-10:O24.4、O24.9。いっぽう、もともと糖尿病患者が妊娠した場合は、糖尿病合併妊娠と呼ばれる。とは言え、もともと糖尿病であったかどうかを完全に確認できているわけではなく、妊娠糖尿病で発症し、分娩後もそのまま糖尿病が治らないこともままある。基本的に食事療法が行われるが、改善しない場合、後述の胎児へのリスクもあり、また飲み薬は[[催奇形性]]の懸念があるため[[インスリン]]注射療法を行うことになる。胎児への影響があるため、通常時より厳格な管理を必要とする。
妊娠糖尿病では巨大児になり易い為、難産になりやすい。また妊娠糖尿病では中枢神経系よりも身体の発育が良いので、出産のときに頭が通っても肩が通らない肩甲難産になり易い。その為、分娩が長引く場合は帝王切開が良い。

==== ステロイド糖尿病 ====
膠原病などで[[ステロイド]]を長期に内服している場合、二次性糖尿病を発症することがある。ステロイド(糖質コルチコイド)作用の、肝臓の糖新生亢進作用、末梢組織のインスリン抵抗性の亢進、食欲増進作用が関わっているとされる。ステロイドを減量すれば軽快する。ステロイド糖尿病では、網膜症などの血管合併症が起こりにくいとされる。

病気/糖尿病/病態

==病態 ==
耐糖能の低下は[[インスリン]]作用が不足することによって起こる。インスリン作用は、血中にインスリンが必要なだけ分泌されることと、血中からインスリンが必要なだけ消費されることの、両方が必要である。血中にインスリンを分泌するのは[[膵臓]]にある[[ランゲルハンス島]]の内分泌細胞であり、血中のインスリンを消費するのは[[肝臓]]や[[脂肪]]、[[筋肉]]等である。従って膵臓での分泌や、脂肪筋組織での消費に問題が起こると糖尿病になる。膵臓でのインスリンの分泌は血糖値に応じて[[ランゲルハンス島]]から分泌され、[[肝臓]]等各組織でのインスリンの消費は[[グリコーゲン]]の合成や脂肪の合成、タンパク同化を促している。

病気/糖尿病/概念

== 概要 ==
[[血液]]中の[[グルコース|ブドウ糖]]濃度([[血糖値]]、血糖)は、正常では常に一定範囲内に調節されている。これは、ブドウ糖が[[脳]]をはじめとした各器官の主要なエネルギー源であるだけでなく、組織の[[糖化]]ストレスをもたらす有害物質でもあるからである。血糖が上昇したときの調節能力('''耐糖能''')が弱くなり、血糖値が病的に高まった状態(または、高まることのある状態)を糖尿病と言う。

病気/糖尿病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

糖尿病(とうにょうびょう、Diabetes Mellitus: DM)は、糖代謝の異常によって起こるとされ、血液中のブドウ糖濃度が病的に高まることによって、様々な特徴的な合併症をきたすか、きたす危険性のある病気である。一定以上の高血糖では尿中にもブドウ糖が漏出し尿が甘くなる(尿糖)ため糖尿病の名が付けられた(Diabetes=尿、Mellitus=甘い)。腎臓の再吸収障害のため尿糖の出る腎性糖尿は別の疾患である。

国内の患者数は、この40年間で約3万人から700万人程度にまで膨れ上がってきており、230倍以上という異常な数値を示している。予備軍を含めると2000万人に及ぶとも言われる、現代の日本人が抱える難病の一つである。

病気/対義語は一般[健康]

== 周辺の語の概念 ==

病気の対義語は、一般に'''[[健康]]'''であると考えられている。

しばしば病気は、「症候群」「疾患」「疾病(しっぺい)」「[[リハビリテーション#障害の医療モデル|障害]]」「[[怪我]]」「[[変異]]」等の語との概念上のオーバーラップがある。

病気の存在を前提として、その患者に共通する特徴のことを'''病態'''(びょうたい)あるいは'''病像'''(びょうぞう)という。'''病状'''(びょうじょう)は、ある特定の患者についてその臨床経過を指すことが多い。これらの単語はしばしば混合されて使われる。

=== 病気と「疾患」・「疾病」 ===

医学では、「病気」という単語はあまり使用されず、代わりにより厳密な'''疾患'''(しっかん)、'''疾病'''(しっぺい)を使うことが多い。「病気」という語では内因性の疾患しか含まないような印象を受けることがあるためである(事故による[[骨折]]は、一般的には病気とは言わないことが多い)。

=== 疾患・疾病・病気と「症候群」 ===

'''症候群'''(しょうこうぐん)は、原因不明ながら共通の病態(自他覚症状・検査所見・画像所見など)を示す患者が多い場合に、そのような症状の集まりにとりあえず名をつけ、扱いやすくしたものである。人名を冠した症候群の名前も数多く、原因が判明した場合にはその名前が変更されたり、時には他の病名と統合されたりすることがある。

一方で原因判明後も長い間そのまま慣用的に使われている「症候群」は多く、逆に「~病」の名を冠する原因不明の疾患も多くあり、実際には明確な区別がなされていないことが多い。

*原因が判明したにもかかわらず「症候群」と呼ばれている疾患の例
**[[重症急性呼吸器症候群]](SARS)、[[後天性免疫不全症候群]](AIDS):いずれもウイルス感染が原因の単一疾患であることが判明している。
**[[ダウン症候群]]:第21染色体のトリソミー(1対2本あるべき染色体が3本ある)による。近年では21トリソミーと呼ばれることも増えた。なお、18トリソミーは別名「エドワード症候群」であったが、こちらはあまり使われない。

*原因不明、単一疾患であるかも不明ながら、「~病」と呼ばれる疾患の例
**[[川崎病]]:小児の急性熱性疾患。原因不明。散発的に流行することから感染の関与が疑わしい一方で、症状の程度や検査所見の傾向にばらつきが大きく、単一疾患であるかも疑わしい。
**[[ベーチェット病]]:[[膠原病]]類縁疾患。特定の[[ヒト白血球型抗原|HLA]]に関連することが多いことはわかっているが、原因は不明。

=== 疾患・疾病・病気と「症状」 ===

'''症状'''(しょうじょう、'''symptom''')は、病気によって患者の心身に現れる様々な個別の状態変化、あるいは正常からの変異のことである。患者本人によって主観的に感じられるものを'''自覚症状'''(じかくしょうじょう)、周囲によって客観的に感じ取られるものを'''他覚症状'''(たかくしょうじょう)と呼んで区別する。単に「症状」といった場合、自覚症状のことのみを指す場合があり、この際は他覚症状のことを'''所見'''(しょけん)、'''徴候'''(ちょうこう)と呼んで区別する。

通常、「疾患」と「症状」は本来大きく違う概念だと考えられている。つまり、疾患が先にあって、それを受けて「症状」が生じる、というものである。しかし日常診療の場では、症状が確認されても、その症状を来たす原因がよく分からない場合が多く、この場合「症候群」での例と同様に、症状名と病名との境目が曖昧になることがある。

例えば、[[脱水]]という病名はないが、脱水が見られたら原疾患はさておき脱水の診断の元に治療を行うことがある。[[近視]]は症状の名前としても病名としても使われる。[[本態性高血圧]]という病名は、別の基礎疾患があって二次的に高血圧となっているものを除いて、原因不明で[[高血圧]]という「症状」を起こしているものをまとめて含めるための「病名」、である。

ある臨床像が、原疾患に見られる症状のひとつであるのか、あるいは合併症として出現した別の独立した疾患なのか、については、医学の教科書を執筆する際の問題となるだけではなく、保険診療報酬や統計にも関わるため、軽視できない問題となる。

病気/分類

==分類==

病気分類することは容易ではなく、またその分類は医学の進歩に伴い頻繁に変更される。一般に以下のような観点によって病気は分類される。

*精神疾患か器質的疾患かによる分類
*病巣の局在による分類(肝臓の疾患、心臓の疾患など)
*原因による分類(感染性、心因性、自己免疫性など)
*病理的所見からの分類(良性、悪性、肉芽腫性など)
*進行の様相による分類(急性、慢性、劇症、一過性、発作性など)

病気とは?(びょうき?やまいけ?)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

病気(びょうき、disease)、病(やまい)は、人間や動物の心や体に不調または不都合が生じ、医療による改善が望ましい状態であることを言う。
病気(やまいけ)は、病気が起こるような気配をいう。

==概念==
'''病気'''は曖昧な概念であり、何を病気とし、何を病気にしないかについては、政治的・倫理的な問題も絡めた議論が存在する。

どこまでを「正常」、どこまでを「異常」とするかは簡単には定義できない。ひとつの考え方は、標準値からプラスマイナス2×[[標準偏差|SD]]までの差を正常とし、それ以上のずれを異常、とするものである。[[正規分布]]においてこの範囲に母集団の約95%が含まれることから、異常とは全体の5%未満に見られる形質・状態のことを言う、と、一律に定義する考え方がある。

しかし、これらの定義を「病気」にそのまま採用すると、日本に1000万人ともいわれる患者が存在する[[糖尿病]]や、数多くの合併症をもたらす[[肥満]]を正常とすることになり、また特に基礎疾患がなく、偶然的に高身長となった者が果たして「病気」なのか、という問題が生じる。すなわち、異常であれば病気であるともいえないし、病気であれば異常であるとも言い切れず、統計的手法によって客観的に病気を定義することには無理がある。

逆に、完全に価値判断的に、病気の定義を「本人あるいは周囲が心身に不都合を感じ、改善を望むような状態」とすることがある。「本人あるいは周囲が」としたのは、[[精神疾患]]や軽症の疾患の中には、本人に自分が病気であるという認識がないが、周囲の者が治療の必要性を感じる場合があるからである。本人または周囲が治療の必要性を感じなければ病院を受診することもないのであり、このような定義でも実際上の問題は生じにくい。生活上の問題を感じないことを理由に、[[アルコール依存症]]や[[骨粗鬆症]]と医師に診断された人が自分が健康であることを主張したり、あるいは身体障害は障害(広い意味で疾病の一種)ではなく個性であると主張されることがあるが、これらはその意味で一理あることともいえる。

しかし医学研究の立場から言えば、本人や周囲の価値観に関わらずに病気を定義し、診断できるようにする要求は存在する。

結局、「病気とは心身の不調あるいは不都合であって、いわゆる医療による改善が望まれるもの」と定義できたとしても、何が病気であるのか、病気でないのかを決めるのは、一般[[社会]]、あるいは医師の社会の総意によって決められている、と言えるだろう(医療とは病気を治すものであるから、病気の定義に「医療」を用いるのは循環論法となりうるが)。実際、[[ステロイド皮膚症]]や各種の[[公害病]]、[[乳幼児突然死症候群]]の例に見られるように、その病気が存在するかどうか自体が、学問的のみならず、政治的に問題となることもある。