==検査 ==
=== 生化学検査 ===
* [[血糖値]]
*: 血糖値は、食事を食べたり運動をしたりすることで容易に変動する。朝起きてから食事を取らずに測定した'''空腹時血糖'''と、どんなとき測ってもよい'''随時血糖'''が評価の対象である。
* HbA1c
*: 過去1-2ヶ月の血糖値の平均値を表すとされる。HbA1c 6.5%未満をコントロール良好とする。
* 75g[[経口ブドウ糖負荷試験]]
* グリコアルブミン
*: 最近2週間程度の血糖値の平均値を表すとされる。HbA1cよりも最近の血糖値の推移がわかるという利点があるが、HbA1cとはことなり臨床研究で有効性が確認されてはいない。
* フルクトサミン
* 血中インスリン
*: インスリン分泌能の指標である。1型糖尿病では極めて少ないか、検出できないこともある。2型糖尿病初期には通常、高すぎる血糖を下げるため高値である。近年では、[[代謝症候群|メタボリックシンドローム]]と関連しても注目されている(診断基準には含まれていない)。
* 血中Cペプチド
*: インスリン分泌能の指標とされる。治療としてインスリンを使用している患者では血中インスリンをはかっても、注射したインスリンも一緒に測定してしまい意味がない。また、抗インスリン抗体をもつ患者では血中インスリン測定値は正確な体内での有効インスリン量を反映しない。Cペプチドは、膵臓がインスリンをつくるときにできる副産物であり、(注射したものではなくて)体が作っているインスリン量を反映する。
* 尿中Cペプチド
*: 24時間ためた尿中のCペプチドを測定することにより、血中Cペプチドよりもさらに正確にインスリン分泌能を測定する。
* グルカゴン負荷試験
*: 最も正確で、臨床研究で用いられるインスリン分泌能測定検査。インスリンを出させるホルモンであるグルカゴンを注射し、注射前後でのCペプチド値の変化を見る。
* グルコースクランプ法
*: グルコースとインスリンを注射し、血糖値の定常値を維持するポイントをさだめることによって、インスリンがその人においてどれくらい血糖値を下げることができるのか、すなわち[[インスリン抵抗性]]を測定する。インスリン抵抗性の測定においてはもっとも正確であるとされるが、煩雑なので一般病院ではあまり行わない。
* ケトン体
*: アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセトンという3つの物質をあわせてケトン体と呼ぶ。ケトン体は、インスリンの作用不足でブドウ糖をエネルギー源として利用できない時、体が脂肪をエネルギーに変換しようする結果、発生する。尿または血液検査で調べられる。ケトアシドーシスは1型糖尿病で起こりやすいため、1型糖尿病では重要な検査。また、シックデイ(感染症などの糖尿病以外の病気に罹患すること)の時には、ケトン体が増えやすいため、1型糖尿病で体調を崩した時には必ず測定する必要がある。最近は、血中ケトン体が測れる血糖自己測定器もある。
そのほか、インスリン抵抗性とインスリン分泌能をそれぞれ把握するための指標として、それぞれ[[HOMA-R]]、[[HOMA-β]]が使用されている。
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