2007年2月11日日曜日

病気/糖尿病/慢性期合併症

慢性期合併症 
多彩であるが、糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症の微小血管障害によて生じるものを、糖尿病の「三大合併症(triopathy)」といわれる。


糖尿病性神経障害
比較的早期から出現し、小径の自律神経から感覚神経へと障害が進展する(ICD-10:E10.4、E11.4、等)。細胞毒としての 多発神経障害のほか、栄養血管の閉塞から多発単神経障害の形も同時に取る。自律神経障害としては胃腸障害(便秘/下痢)、発汗障害、 起立性低血圧、インポテンツ等。感覚神経障害としては末梢のしびれ、神経痛等である。多発単神経障害としては、一時的な黒内障もみられる。不思議なことに、末梢神経障害は糖尿病にかかっている時間の長さとは相関しない。自律神経障害は、相関する。胃腸障害は、現時点での血糖値に影響されるため、やはり相関しない。


糖尿病性網膜症
糖尿病性網膜症(とうにょうびょうせいもうまくしょう)は、糖尿病による網膜症。(ICD-10:E10.3、E11.3、等)


病態
血管障害によって酸素欠乏状態になった網膜から、血管を自分のほうへ伸ばすホルモンが放出される。その結果病的な血管が新しく出来る。病的な新しい血管を新生血管と言う。新生血管は非常に脆いため出血がしやすく、それによって目の機能に障害が起きる。詳しいメカニズムはまだ明らかではない。


症状
単純性網膜症、前増殖期網膜症、増殖期網膜症と進行してゆき、最悪の場合硝子体出血や網膜剥離を来たし失明に至る。


治療
増殖性網膜症は対症療法として手術療法を行う。手術はレーザー光凝固を行う。レーザーで新生血管を要求する酸素欠乏状態の神経を焼き潰す事で、血管新生を抑制する。焼き潰す様子を凝固と言う。

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